対物賠償について
2、対物賠償
1の対人が「人」に対してなら、対物は事故の相手の「モノ」に
対する賠償を補償するものです。
分かりやすく言えば、相手の車を壊した→修理費用が発生。
こんな時に補償します。
「車1台とかなら無制限は言い過ぎじゃないの?」という声が
聞こえてきそうですが。
1でも触れましたが、事故の相手も、状況も予測できません。
もし、ビルの1階の店舗などに突っ込んでしまったら?
玉突きで何台もの車に損害を与えてしまったら?
あまり大きな声では言えませんが、岡山であった高級車の
玉突き事故を思い出してください。
1台いくらか考えると恐ろしいですね。
やっぱり安心して運転してもらうための「無制限」なんです。
対人も対物も、もちろん自分が100%悪ければ、その分
賠償しなければなりません。
でも、事故って、必ずしも100%どちらかが悪いとは
なりませんよね。
交差点の事故では、相手も同じくらい悪いとみなされたりします。
その割合を過失割合といって、相手への賠償は自分の過失分のみ
になります。
もし、相手へ1000万円の損害を与えたとして、自分の過失が
50%だったら、相手への支払いは500万円になります。
過失割合の問題はここで簡単に説明できるものでもないんですが、
事故の際、割と双方に過失が認められることが多いんです。
いくら無制限の補償があっても「自分が100%悪い」とは
ウカツに答えないことをお勧めします。
安全運転はもちろん大切ですが、もしもの時のために
自分の加入している保険の補償額も気にかけてくださいね。
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